7月 24

■オシャレとは

 前回にしたがえば、オシャレの水準をつぎのように定義できる。1が一番難易度が高く(時間と金がかかる=費用対効果が悪い)、4にいくにつれて安上がりかつ手間がかからなくなる。

1.業界ウケ・高感度オシャレ

 トレンドにうまく乗れていることがオシャレの証。基本的に、トレンドを生み出したブランドのオリジナル品(「本物」)を身につける。「本物」の各アイテムの組み合わせ方でオリジナリティを出す。たまには、昔流行したブランド品や、古着を組み合わせて「外しテク」を披露したりもする。

→このタイプを目指すなら、WWDを読んだり、伊勢丹やバーニーズやESTNATIONなどの高級百貨店・セレクトショップ・ブランド路面店へどうぞ。店員と懇意にしておき、つねに新作の情報を教えてもらうのが楽かも。お金は激しくかかるけれども。

2.異性と同時に、同性にもウケるオシャレ

 基本的に、トレンドに乗るが、(トレンドを生み出した)ブランド品ではなく、トレンドフォローの国内アパレル品を身につける。国内アパレル企業が、ブランドが生み出したトレンドを模倣する過程で、さまざまな亜種(ヴァリエーション)が生まれる。だから、比較的、多様なデザインが店頭にならぶ。その組み合わせ方でオリジナリティを出す(亜種のデザインは豊かなので、ある意味、ブランド品を身につけるよりも、オシャレの自由度は高い=だからこそ難しい)。また、歩き回って、デザインが優れている亜種を発掘することにも努力する。

→このタイプを目指すなら、一般ファッション誌(メンズノンノなど)を定期的に読んだり、とにかくあらゆるアパレルショップを歩き回りましょう。ショップを色々知っていること、歩き回る時間がたっぷりあることが重要。お金がないかわりに足で稼ぐ。ショップ巡りはゾーンで攻める(今週は代官山エリア、来週は渋谷~原宿エリア、といったように)。

3.異性ウケで基本的によしとするオシャレ

 トレンドはまれにしか取り入れず、取り入れる場合も、安い商品でOKとする。他方、トレンドに左右されないベーシックなアイテムで、質の良いものを買うことにお金をまわす。形はベーシックだが、素材や柄や色に「遊び心」をもたせる。基本的に、毎年それを使い回す。ベーシックスタイルの「崩しテク」として、ときどきトレンド系の古着や、国内アパレル企業のトレンドフォロー品をミックスする。質の高いベーシックアイテムを揃えることや、ベーシックなアイテムの「小技(柄・色・素材・切り返しなど)」を効かせることや、自分に似合うシルエットを追求することや、トレンドをさりげなく安く取り入れることで、オリジナリティを出す。

→このタイプを目指すなら、情報収集はBlog(Elasticさんとか)のみでOK。時代遅れじゃないブランドはどこなのかを意識しておき、はやりのトレンドはおおまかにどんなものか理解しておく(ショート丈、革ライダースジャケットが流行ってる、とか)程度で。面倒くさい個別ショップはまわらなくても良い。セレクトショップをフル活用。大型カジュアルセレクトショップ~高級なセレクトショップ中心に(たとえば、BEAMS~バーニーズ)。BEAMSなんかのセレクトショップで買うときも、ベーシックで、縫製がしっかりしていて、遊び心があるアイテムを買う(たいていそういうのは値段が高い)。ブランド古着屋もかなり使える(RAGTAGとか)。お金に余裕があるならば、伊勢丹やバーニーズや○○ヒルズ内の店舗なんかをフル活用する。

4.最低限のオシャレ

 トレンドには乗らない。ベーシックアイテムで質の高いもの(たとえば縫製や生地がしっかりしている、など)を買うが、素材や色や柄で遊ぼうとはしない。無難にまとめる。simple is the bestを追求する。毎年それを使い回す。こういうオシャレは意外と異性ウケは良いのだが(「爽やかだよね」といわれる)、遊び心が足りなくてつまんない、と批判される場合もある。このタイプは、「オシャレだよね」とはあまり言われないが、「ダサい」と揶揄されることもめったにない。

→このタイプを目指すなら、高島屋でもどこでも、身近な百貨店に行けばよいでしょう。情報収集は、シルエットの流行りを意識する程度でよい。

 どれを選ぼうともあなたの自由だけれども、個人的には、3.のタイプが一番コストパフォーマンスが高いと思う。ファッションにお金を使えて、ファッションを楽しめる人であれば、1と2をぜひ目指してください。4.のタイプは逆に難しいとおもう。というのは、ぱっと見のインパクトが少ない場合、少しでもシルエットがおかしければ、微妙になってしまうので。

■TPOへの対応度と「オシャレ」

 もうひとつ、TPOへの対応度からみたオシャレの水準も考えることができる。

1.パーフェクトなオシャレさん

 TPOにあわせたコーディネートが準備されている。カジュアルも、セミフォーマルも、パーティースタイルも、スーツスタイルも、びしっと決める。さらに、季節感を重視し、色の使い方に気を配ることができる。2週間スパンのコーディネート・ローテーションをもち、「いつも違う服着てない?」といわれる。トラッドに決める日もあれば、ゆるく決める日もあり、「ギャップ」を演出することができる(ワンパじゃない)。洋服を買うときは、どういう場面で着るために買うのか、自分が他に持っているアイテムとの相性はどうか(着まわし)など、目的意識をはっきり持っている。

2.ふつうのオシャレさん

 コーディネートは1週間分(6パターン)くらい準備するが、勝負服(気合い入れて行くときに使える服)は1コーディネートだけ。基本的に、普段着のカジュアルと、フォーマルなときに使うスーツの2本立て。1週間のうちに、まったく同じコーディネートをすることはないが、使うアイテムはかなりカブっている。洋服を買うときは、目的意識があいまいで、「これ可愛い!」の衝動で買ってしまうことが多い。

3.一発屋

 見るに耐えるコーディネートが数パターンしかない。他のコーディネートは微妙。気を抜く日は微妙な服を着て外に出かけるが、繁華街へ出かけるときには、毎回同じコーディネートの繰り返しになりやすい。

 はじめは、3の一発屋でも仕方がないと思う。まず、とにかく、勝負できるコーディネートを作るべし。でも、基本的に、2.を目指すことが大事だと思う。ここまでくれば、ひとまずおk。1.はお金がないとなかなかできない。

■東京の古着屋はどこにある

 さいごに、おまけ。東京に古着屋はたくさんありすぎるけれども、まずは古着屋のススメというサイトでカバーされているようなメジャーどこから攻めるのが良いと思う。googleの古着屋マップ。駅名を入力するだけで、ある駅のまわりのどこに古着屋があるのかがわかる。とりあえず、地図をプリントアウトして、手当たりしだい飛び込んでみて、お気に入り(好みの系統がセレクトしてある古着屋)を作るしかないと思う。

1.恵比寿~代官山~中目黒エリア
(安くて大量にある古着屋ではなく、仕入れる古着自体をきちんとセレクトしてある印象。ヨーロッパ系古着も多い。高めでオサレめ。勝率高し。

2.高円寺エリア
高円寺古着屋マップ。個性的で独特な、one and onlyのリメイクものが多い。)

3.下北沢エリア
(安くて大量。街自体を楽しめる。勝率はあまり高くない。)

4.渋谷~原宿エリア
(古着以外の買い物とのコンビネーションで。古着的に、いちばん無難だと思う。)


1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (1 votes, average: 5.00 out of 5)
Loading...Loading...
12,523 views | add to hatena hatena.comment 5 users add to del.icio.us 1 users add to livedoor.clip 1 users |  http://plaisir.genxx.com/wp-trackback.php?p=63



Amazon Related Search

Leave a Reply