7月 24
メレディス・モンクは、歌手、作曲家、映画監督、舞踊家、指揮者、振付師など多彩な顔を持つマルチ・アーティストであり、現代芸術、現代音楽を担う最重要なアーティストの一人。また、音楽、演劇、文学、視覚芸術などを融合した「インター・メディア」の第1人者といわれている。
ECMレーベルから発売されているこのアルバムは、古代の民族音楽から脈々とつづく、楽器としての<声>の可能性を、現代音楽のコンテクストで、極限まで追求している。「拡張された声楽技術」と呼ばれるらしいのだが、あまりの透明感に涙を零しそうになる。肉体の極みまで切り詰められた声は、人間の<裸体性>を露呈せざるをえない。沈思黙考するには最適なアルバム。これに関しては竹田賢一さんの名ライナーノーツが公開されているのでそちらを読んでほしいけれども、とにかく、音楽好きを自認するなら一度は聴いておくべきアルバム。ジャンルとしては、現代音楽とクラシックの中間領域。ここで少し試聴可。
★★★★★+★★★
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