隅田川花火大会 – 夕方確保可な特等席穴場
Panasonic DSC-G3 / LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH. / Asakusa / Tokyo / Japan.
たとえば江戸川花火大会。川辺の花火大会には川辺の花火大会の良さがある。ぞろろと列をなして気取らない下町を歩き、川辺に抜けると涼しい風が渦をなしている。いざ花火がはじまるまで、人混みに満ちた川辺と、涼しげな川それ自体の対照性を肴に、あまり冷えていないビールかチューハイを美味しくぐびり。あるいは、たとえば神奈川新聞花火大会。海沿いの花火には海沿いの花火大会の良さがある。臨港パークの芝生にごろんと寝転び空を見上げて、足下から世界に繋がっているはずの海を想う。夕焼けで空が照れはじめたころ、凪の風と喧噪がさーっと頬を撫でるだろう。そして隅田川花火大会。都会の花火には都会の花火の良さがある。そこは異世界ではまったくなくて、いつもの人たち、いつものビルの窓が、鼓動音とともに見慣れぬ色に染め上げられるのだから。
都会花火の代表格、隅田川花火大会。隅田川花火大会は、腰を落ち着けられる場所を確保しないと、人混みの中をえんえんと迷路をさまようラットのようにぐるぐる歩く羽目になる危険な花火大会でもある。歩く羽目になると、怒号とエゴと糾弾に巻き込まれてしまう。とはいえ、日中の早い時間から席を確保するのは暑いし無理だ。そこで、17時~18時頃に現地に到着したとしても、打ち上げスポットの至近に席を確保できるとっておきの穴場について。
今年の隅田川花火大会が延期か中止か良くわかっていないので、もしかしたら明日のために。もう今年は中止だというのならば、来年のために。せめて、写真でも。
FUJIFILM FinePix X100 / Asakusa / Tokyo / Japan.
穴場にたどり着くには、「駒形どぜう」を目印にすれば良い。せっかくなので、どぜう料理を堪能しよう。
ごぼう、に真正面から向き合える数少ない機会だ。
駒形どぜうにたどり着いた上で、穴場スポットは次の地図の通り(画像をクリックで拡大)。
地図右手のハートマークの位置が打ち上げ場所だ。そして、Aと書いてあるところが極上の席、Bと書いてあるところが次善の席、Cと書いてあるところが歩くよりはマシな席、ということになる。道路上に位置しているエリアは、交通規制(例年18時であることが多い)が開始されると同時に場所取りが可能になる。17時頃から道路脇でスタンバイしておいて、交通規制開始と同時にシートを広げて場所を確保するのがセオリーである。さらにさらにいえば、赤斜線の部分は極上であり、14時までならば確保できるだろう。
赤斜線の部分に座ると真正面のマンション上に花火が拡がる。
AとBのエリアはこのような感じ。
来年こそは、一緒にそこに居たいな。
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