1月 06

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Ricoh GX100 / Nebugawa / Kanagawa.

 休みを利用してヒルトン小田原リゾート&スパに行ってきた。乗降駅はJR東海道線の根府川というローカルな駅(小田原から下り方面へ2駅)。ここは本当に値段の割に驚くほど良くてコストパフォーマンスが高いので、頭の片隅に入れておいて損はないと思う。なぜCPが高いかといえば、かつて厚生労働省によって税金が大量に無駄に投入されたから。だから、しゃぶり尽くしておかなければ損。

 簡単にいえば、1998年に厚生労働省所管の雇用・能力開発機構が445億円もかけてバカみたいに金のかかる「スパウザ小田原」という施設を建設した。シニア層を客層として見込み、赤字垂れ流しのボロボロな経営が続いていた。それを2004年に小田原市が8億5千万(!)で買い取り、ヒルトンに運営を委託した結果できあがったのが現在の施設。今は若い人も多く訪れるようになり、ホスピタリティも向上し、食事も美味しくなった。儲かるウエディング事業もきちんと手がけ、経営はかなり改善された。詳細はWikipediaとか。厚生労働省管轄の同機構が出した損失はなんと446億5000万(!)。この国民のお金を無駄にした行為のおかげで、値段の割に驚くほど豪華な施設になっているわけだ。だから、しゃぶり(ry。

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17時頃の根府川駅。海原に幻想的に映える月光がいい雰囲気。

 宿泊料金は、朝食と夕食のバイキング料金込みで、一人16000円くらい。Yahoo!トラベルから検索するのが一番安いと思う。このバイキングの食事がかなり美味しい。普通、バイキングなんて冷め切ったクソみたいな料理しか出てこないのが通例だけれども、ここのバイキングはかなり高レベル。生牡蠣とか寿司もあり。厚生省のバカのおかげで、食器も豪華だし、ナイフやフォークは銀製のとても質の高いものを使っている。この値段帯なのに、優雅な気持ちを味わうことが出来る。

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ど田舎。

 施設や一連の工事に巨額な費用を投じたことにより、東京ドーム5個分の広大な敷地に、ホテル、温泉、テニスコート、ボウリング場などの施設が備わっていて、なにをやるにしても本当に設備が充実している。そして値段が安い。たとえば館内のボーリング設備だって、1ゲーム500円くらいと極めて良心的。ほんと、怒りたくなるほどに、CPが高い。

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部屋からの眺望(朝)


部屋からの眺望(夜)

 静かで、波の音しか聞こえてこない環境で、目の前には水平線が広がっていて、一日ゆっくりと読書したりテニスしたり温泉(スパ)を満喫したり、豪華なバイキングを食べたり、それでもたった16000円なんだからなぁ。そりゃ、怒りたくもなりますわ。

 館内もとにかく無駄なスペースが多い。でも有り余る「無駄さ」が、ゆとりとリラクゼーションをもたらしてくれる。目的のない空間、機能を担っていない豪華絢爛な装飾、それが一番人間に贅沢な気持ちを味わせてくれる。これは建築やものづくりにとって極めて大事なことだなぁと個人的には考えている。「無駄」は悪いことじゃない。意味をまったく持っていない「無駄」だからこそ可能になることがたくさんある(その意味で最近のスタイリッシュな建築は息が詰まって窒息してしまう。他方、バブル時代に作られたものを見るとホッとすることが多い)。とにかく、その「無駄さ」を安価に実現してくれるお金(財源)がたとえどこから出ていたとしても、素敵なホテルであることには違いない。ぜひとも一度訪れてみてください。いろんな意味で…。ファミリーでもデートでも。強力にオススメ!


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