12月 17

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Haneda / Tokyo.

 暴論を承知で、中国雑感。個人的な少数のサンプルがソースになってしまうので、与太話として。中国の若いエリート層(一流大学に行っていたり米国留学している層)は、共産党の一党独裁体制をかなり肯定的に見ている。いわく、「これだけの人間が国内にいて、まともな教育を受けていない近視眼的な人たちも腐るほどいて、もし平等な民主選挙なんか行ったら、この国を束ねてコントロールできると思いますか?」というわけ。

 また、中国の若いエリート層で、反日感情を抱えている者はほとんどいないという。もちろん、彼(女)らが親日感情を抱えているわけでもないのだが、日本は、アメリカより重要性が劣るただの競争相手かつ戦略パートナーとして、特別な感情をはさまず淡々と認識されている(争うべき時は争う、「使えそう」なときは協力する)。だから、エリート層を相手にするかぎり、「理解しあう」とか「歴史責任」とか「謝罪と賠償」とかはあくまでレトリック(交渉の戦略的カード)であって、どうでもいい 1) もちろん、人文社会科学的、あるいは一人の人間としては「声を聴く」必要があるだろうけれど、政治的には「マジになるなよ」ということ。。「日中歴史の共有」などのグダグダよりも、いかに戦略的に上手に駆け引きできるかがポイント。中国が日本からなんとかして引き出したいのは、お金(資本)じゃない(中国は腐るほど資本を貯め込んでいる)。それはおそらく技術、特に環境技術。とにかく、「理解しあう」のではなく、理解しなくとも「他者といる技法」が大事。それは、経済的な競争/協力関係をますます深めていくということ。

 おそらく、エリート層が政策的な意志決定を牛耳れる確率の高い「共産党一党独裁体制」が持続する方が、中国は、日本にとって取り組みやすい相手になる。中国の人民には反日感情が根強く、共産党はこれをどうコントロールしようか四苦八苦しており、ある意味、日本と中国人民との間で緩衝材の役割を果たしている。「共産党一党独裁体制」の場合、中国政府は、国民感情を(ある程度)無視して、経済的メリットと引き替えに日中の友好関係を構築できる。でも、もし中国に(世論の影響をまともに受ける)真の民主主義政権が誕生したら、日本にとってはとてつもない恐怖となるのだと思う。おそらく、中国の民主化が徹底されたそのとき、日本は大きな苦境に立たされる。あと、中国のエリート層は本当に頭が良くて、末恐ろしいですな。自分もついに中国語を勉強しはじめました。もちろん、自分の利益のために。まぁ、与太話なので、あくまでそのつもりで。

References   [ + ]

1. もちろん、人文社会科学的、あるいは一人の人間としては「声を聴く」必要があるだろうけれど、政治的には「マジになるなよ」ということ。

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