12月 08

 超恥ずかしいけれども、ベタベタな記事を書きます。恋人がいる人、クリスマスの予定とか立てましたか?今日、友人に「クリスマス予定たててない、怒られる、ヤバイ、コンシェルジュになって」と泣きつかれたので、それなりの答えを考えてみました。まぁ、それなりの(誰がロマンチックなXmasを演出してやるかよw)。彼は社会人じゃないので休みが取れる。彼向けの秘策プランは後述するとして、まずは社会人向け、現時点で空いている東京のホテル事情を。その後、秘策、Xmas一押しのアルバム、小説と映画のはなし。

 それにしてもクリスマスのボッタクリは凄い。コンラッド東京の最安設定が7万5千円かぁ。うげー。誰もパリス・ヒルトンにしこたま貢ぎたくないっての。どうしても東京でホテルを取りたいなら、現時点で空室が残っているものとして、セルリアンタワー東急ホテル(渋谷・34平米)の38900円、ウェスティンホテル(恵比寿・42平米)の40000円、フォーシーズンズ椿山荘(目白・45平米)の40000円、ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ(竹芝)の40500円、グランドハイアット東京(六本木ヒルズ・42平米)の58900円とかかなぁ。でもグランドハイアットは目の前にビルが建っていて眺望が最悪なので、6万も出す価値無いけれど。とにかく、これ以外は高すぎる(Xmasプレミアムがつきすぎている)し、リッツカールトン、パークハイアット等もすでに満室の様子。この中だったら、自分はウェスティンかフォーシーズンズを選ぶかな。(ちなみに、クリスマス以外の日に、東京で最もコストパフォーマンスが高いホテルは、インターコンチネンタル東京ベイだと思う。設備・眺望・ホスピタリティ・広さと値段を比較して)

 でもねぇ…何がホテルで優雅なクリスマスステイ(笑)だよ。ディナーもクリスマスはボッタクリなわけで、コース料理を食べると、上記料金プラス2~4万なわけでしょ?クリスマスというイベントは踊らなければ損だけれども、踊りすぎは粋じゃない。そこで、休みが取れる人には、今からでも間に合う秘策がありますよ。

 それは…東京を脱出すること。沖縄?いやいや。雪がなければXmasムードじゃない。そこで、北国を目指す。北国で驚くほど旅行料金が安いのは、北海道。24日朝羽田出発、函館の温泉1泊(往復航空券込み)、一人18000円~。これは本当に安いと思う。札幌でも18000円~。Yahoo!トラベルのこのページを参考にして。だから、Xmas、真の穴場は北海道だと思う。

 個人的に一押しは、24日朝に羽田を出て、函館の湯の川温泉プリンスホテル渚亭の和洋室に泊まって、25日の飛行機で帰るツアー。渚亭は、格安の料金で、部屋に専用露天風呂が付いていて、かなりオススメ。この時期、函館はイルミネーションファンタジーをやっているので、雰囲気がとても良い。個人的には、寂れた雰囲気が好き(青函トンネルが出来てから、函館は凋落の一途を辿っていて、物憂げな雰囲気を醸し出している)。

 あるいは、24日の朝羽田発、その日の夜は(イルミネーションや雪まつりの装飾が綺麗な)札幌に泊まり、次の日に旭川の旭山動物園に行く、そしてその日の夜に飛行機で帰るツアー。札幌で1泊、あるいは2泊しても、旭山動物園への往復バスチケット代・入園料込みで、22000~24000円程度であるようです。旭山動物園は建築家連中もかなり注目している動物園であって、かならず一度は訪れておきたいとっておきのスポット。ちなみに、飛行機を利用する国内ツアーは、原則10日前までの申し込み受付なので、12/14でアウト

 すました顔でホテルステイ(笑)とかもいいけれども、やっぱり、旅は、濃密な質の想い出を授けてくれるし、値段的に、東京よりも北海道がオススメ。たいしたホテルじゃなくても、たいしたレストランじゃなくても、旅行で気分は浮き立つし、絶対に忘れられない瞬間を刻むことができるから。ご飯美味しいし。個人的に印象的だったのは、大学2年の時に、東京の上野駅を22日の朝8時に出発して、岩手銀河鉄道など普通列車を乗り継いで、23日の朝札幌に到着し、その日は札幌と小樽の風情を楽しみ宿泊して、24日は登別で温泉を満喫し、25日は函館でイルミネーションを味わって、その日の深夜2時函館発の普通列車で東京に戻ってきた旅かなぁ。尋常じゃないほどに旅先での触れ合いがあったし、果てしなく疲労したけれど、いまだに、色々な人の笑顔が脳裏に浮かんできます。何よりも、相手をしてくれた女の子に、感謝。

■Christmas一押しのアルバム

White Christmas - Christmas Songs By Frank Sinatra
Frank Sinatra
Sony Budget (2002/11/04)
売り上げランキング: 13188
おすすめ度の平均: 4.0

4 Let it snow let it snow let it snow….が聞きたくて
4 これってシナトラなの!

 
 クリスマスはFrank Sinatraのアルバムで決まりですね。何が良いって、彼のクリスマスアルバムは、陰影を讃えているから。楽しいだけじゃない。幸せなだけじゃない。クリスマスの背後にある、孤独さや影みたいなものを、声に優しく含ませている。そこがとてつもなく美しいですね。雰囲気抜群で、毎年12月になると、意味もなくシナトラのアルバムを聴いています。

■Xmasで想い出す小説と映画

 クリスマス一押しの小説は、”Smoke”(スモーク)ですね。ポール・オースターが小説を書き、のちに映画化されました。映画はニコニコ動画に転がっています(吹き替え版なのが残念だけれども)。ハーヴェイ・カイテルの演技が胸を鷲掴みにする、大好きな映画。

スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス (新潮文庫)
ポール・オースター Paul Auster 柴田 元幸
新潮社 (1995/08)
売り上げランキング: 138339
おすすめ度の平均: 4.0

4 軽妙にして洒脱

 

 すごく感動する話ではないけれど、どこかに潜んでいて、誰しも持っている、優しくしんみりとした感情を掻き立ててくれる、素晴らしく渋い小説と映画です。恋人たちのラブストーリーではないけれど、人々が互いに慈しみあう柔らかな愛を描いた、まぎれもないラブストーリーです。最後に、その小話のあらすじを少し紹介して、締めることにしましょう。こちらのblogから引用させていただきます。

 ある朝、[タバコ屋を営む]オーギーの店に19か20歳の万引き犯が入った。追いかけたものの逃げられてしまったが、万引き犯は財布を落としていった。中身は免許証と、写真が3、4枚。写真の1枚では、お袋さんだかお婆さんの肩に腕を回して立っていた。彼の名はロバート・グッドウィン。写真を見ているうちに警察に通報する気も失せ、財布はそのまま手元に置いておいた。

 やがてクリスマスがやってきた。何もすることがなくアパートでぶらぶらしていたオーギーは、ふと思い立って、ロバートの財布を返しにいくことにする。

 目当ての団地のドアにたどりつき、何度もベルを鳴らしたが反応がない。やがて、ドアの向こうから年寄りの女の声が聞こえた。「お前かい、ロバートや?」

 老女はオーギーを室内に迎え入れた。「きっと来てくれると思ったよ、ロバートや」。老女は盲目だったのだ。「わかってたんだよ、お前がクリスマスの日にエセル婆ちゃんを忘れるわけがないもの」。オーギーの口から言葉が勝手に飛び出した。「そうだとも、エセル婆ちゃん。クリスマスだもの、婆ちゃんに会いに帰ってきたんだよ」。老女はオーギーを抱きしめ、オーギーも抱き返した。二人はその日を一緒に過ごした。ーしかし、もちろんエセル婆ちゃんだって、この男が孫のロバートなどではないことは承知だったのだ。二人はいわば、ゲームをやることに決めたようなものだった。

 しかしオーギーはゲームのさなか、とんでもないことをしでかしてしまう。バスルームに入ると、新品のカメラがいくつも積み上げられていたのだ。おそらく本物のロバートの仕業だ。オーギーはそのカメラを一つ失敬してしまう。カメラなんて使ったこともなかったのに。

 バスルームを出ると、エセル婆ちゃんは眠りこけていた。オーギーは皿を洗い、ロバートの財布をテーブルの上に置き、カメラを抱えて立ち去った。

 その後、3ヶ月か4ヶ月の後、オーギーはエセル婆ちゃんの家を訪れた。カメラを返しに行ったのだ。しかし、エセル婆ちゃんはもうそこにはいなかった。

 その後、タバコ屋をいとなむオーギーは、来る日も来る日も、彼の店の前にひろがる街角を、盗んだカメラで撮り続ける。空が輝く日も、どす黒い雲が立ち籠める日も、風が心を洗い流す日も、雪がやさしく髪を撫でる日も、365日、毎日毎日、同じ時間に三脚を立てて、しわくちゃの指で、静かにシャッターを押す。そしてまた、今年もクリスマスがやってくる………


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