9月 13

R0015519
Ricoh GX100 / Azabu Jyuban / Tokyo

 ”少なからぬ女が男にリードされることを望んでいます。それは相手に従属するとか、相手を盲目的に慕うとかいう意味ではなく、むしろ男に「わたしの露払いになってほしい」と望んでいるのです。”(参照

 これは美味い表現だな、と思った。「露払い」。<ワイルドで男らしい俺様系>vs<優しいけど優しいだけの人>みたいな陳腐な定型的プロトタイプで語られることが多いけれども、男らしさって、自分が未知のものに飛び込んでいって、道筋を拓いて、勇気をもって露払いできるかどうかってことなんだよな。

 それは相手に自分の価値観を押しつけるのとはちがう。一番くだらない例で考えてみよう。一日新宿でデートをしたあと、夕日がビルの陰に沈み、どこでご飯を食べようかという話になったとする。俺様系は言う、「俺はラーメン食べたい、ラーメン屋行くぞ」。これは、価値観の押しつけ。優しいだけの男は言う、「えっと、どこでもいいよ。何食べたい?どこ行きたい?○○ちゃんの一番好きなものを食べよう」。これは、丸投げ。自分で不確定性に飛び込んで、道筋を切り開く(露払いする)面倒くささから逃げているだけ。決断の責任を引き受ける勇気がないだけ。露払いできる男(笑)は言う。「とりあえずあそこの店をのぞいてみよう。フィーリング合わなかったらすぐ店を出ればいいし。ついてきて」。

 面倒くさいことや、判断の基準がよくわからないことを、自分が体当たりして飛び込むことによって、不確実性を縮減して、相手にシンプルな形で示す、露払い的な態度。これが、「男らしさ」だよね、とふと思った。


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