1月 20

blood capillary
Ricoh GR Digital / Nagoya.

 自分用東京アート候補リスト2008。全部は行けないし、もちろんこれ以外にも面白いものはたくさんあるのだろうけれど、骨太方針としてメモ。やや某所よりコピペ。なんといっても、9月13日~11月30日までの横浜トリエンナーレは、お祭りなので楽しみだなぁ。映画や音楽については別の機会に。

アントワン・ダガタ 「SITUATIONS」
ラットホール・ギャラリー、表参道 
開催中~2008年2月1日

ピピロッティ・リスト 「Karakara」
原美術館、品川 
開催中~2008年2月11日

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1月 20

Vietnam Ho Chi Minh#6
Nikon FM3A / Ho Chi Minh / Vietnam.

 上の写真はベトナムを旅しているときに撮ったものだけれども、心底素敵な光景だった。記念写真を撮るために、思い切り着飾って、精一杯の撮影場所を選択して、微かに緊張しながら笑みをたたえ、二人が共に刻む現在の痕跡を粒子として定着させようとする。写真に密度が充満する瞬間だ。さて。「愛」とは何だろうか。「愛する」とはいかなる行為だろうか。今日は1956年に出版されたエーリッヒ・フロム(Erich Fromm)の名著、“The Art of Loving”(直訳すれば『愛の技術』)を少しだけ書評してみたい。「愛」という概念を通して、人生そのもの、いかに生きるべきかを論じた本。人間ならば、誰であれ、かならず一度は目を通しておくべき書物だと感じた。

 いちばんベタに考えれば、恋とは求めること、愛とは与えること、といえるだろう。そうだ。そのとおりだ。たしかに愛とは与えることだ。すんなりと腑に落ちる。でもさ、与えるって、いったいなにを?どうやって?

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1月 18

Vietnam Ho Chi Minh#10
Nikon FM3A / Agfa Vista100 / Ho Chi Minh / Vietnam.

 Amazonで高評価な『自分の仕事をつくる』を友人に借りて読んだので、さらっと書評。文字数が少ないので、1時間ちょいあれば読める本。ひとことでいえば、マルクス主義的な人間疎外されないものづくりのあり方を、現代の職人たちに見出したフィールドワーク本。あるいは、お金のためではなく自分が妥協しないものづくりに命を燃やす人にインタヴューするという点で、実存主義的な労働のあり方を具体的に探ってみた本。以前書いた岡本太郎の思想をリアルに実践している人たちのお話、と言っても良い。どちらかといえばデザイン系中心。

 巷にあふれているくだらない自己啓発本(たとえば『7つの習慣』)やLifehackの記事を読むよりは、1000倍マシな真の「自己啓発本」。仕事とは何だろうか?と考えている人は、ぜひ読んでみてくださいな。西村さんは本書では「働き方研究家」と名乗っているけれど、ググってみると、どうやらプランニング・ディレクターらしい。著者の問題意識はつぎのとおり。(以下、[]記号内は引用者の補足、強調部も引用者のもの)

 人間は「あなたは大切な存在で、生きている価値がある」というメッセージを、つねに探し求めている生き物だと思う。(中略)「こんなものでいい」と思いながらつくられたものは、それを手にする人の存在を否定する。(中略)この世界は一人一人の小さな「仕事」の累積なのだから、世界が変わる方法はどこか余所にではなく、じつは一人一人の手元にある。多くの人が「自分」を疎外して働いた結果、それを手にした人をも疎外する社会が出来上がるわけだが、同じ構造[を反転させること]で逆の成果を生み出すこともできる。問題は、なぜ多くの人がそれをできないのか、ということになるが、まずはいくつかの働き方をたずねるところから始めてみたい。

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1月 17

Hold one's peace.
Ricoh GR Digital / Onomichi / Hiroshima.

 かつて哲学者のジョン・スチュアート・ミルはこう言った。「私は眼鏡を信用している。しかし目もまた必要だと思う」――この台詞はなにを示しているのか。眼鏡と目の緊張関係こそが現代世界の危機である、とサイモン・クリッチリーは述べる。今回は、2004年に岩波書店から出版された『ヨーロッパ大陸の哲学』(サイモン・クリッチリー著)を書評してみたい。「1冊でわかるシリーズ」の一冊だけれども、軽薄なキャッチの射程を超えた、実に素晴らしい本。

 眼鏡とは「知識」の比喩であり、目とは「知恵」の比喩である。あるいは別の言い方をすれば、眼鏡とは事実(What it is? )を探求する哲学の比喩であり、目とは人生の意味(What it should be? )を探求する哲学の比喩である。現代は科学の時代だ。その反動として、科学の拒絶も勢いを増している。人生の意味すら脳科学や進化論に求めてしまう<科学への心酔>ではなく、病気の原因すらスカラー波や占星術に求めてしまう<科学の拒絶>でもない、その中間にある「第3の道」を探るため、哲学になにができるのだろうか。トンデモ科学(疑似科学)の問題を深く考えたい人もぜひどうぞ。

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1月 15

fuck off! (christmas2007#6)
Ricoh GX100 / Shibuya / Tokyo.

 以前、マイル厨のすすめという記事を書いた。ポイントは、現金で払ったら「損をしている」という感覚を持つというところで、ANA-VISAカードからEdyをチャージして決済すれば2.5%マイルバックという恐るべき還元率が実現されていた。ちまちま面倒くさいと馬鹿にするかもしれないけれども、自分はすでに、飛行機に搭乗したマイルを差し引いて純粋に決済分だけで、欧州往復航空券+国内往復航空券分のマイルを貯めましたよ。だけれども、金利のグレーゾーンがブラックゾーンに変わったり、サブプライム問題に端を発する金融危機の勃興等で、驚愕的に制度が改悪されてしまった。そこで、かつて扇動的な記事を書いた責任上、何が変わったのか、これからどうすれば良いのかについて少しだけ。最後に感動の名シーン付き。

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1月 12

R0019083b
Ricoh GX100 / Nagoya.

 以前、ひとつの夢を追い求めない生き方という記事を書いたけれども、今日は別の角度から人生を考えてみたい。実存主義的な生き方、「命を燃やす」生き方について。この文章は、岡本太郎の著作『自分の中に毒を持て』の書評にもなっています。ある意味、死(自殺)をも肯定する思想。

 むかしむかし、おそらくあれは小学生の頃だったと思うけれども、TBS系列で放送されていた野島伸司原作の『未成年』というドラマが大好きだった。全共闘世代の夢の残滓が滲んだ、今思えば小恥ずかしくなるような青春ドラマで、反町隆史、いしだ壱成、香取慎吾、桜井幸子、(売れない女優時代の)浜崎あゆみなどが出演していた。最終回で、警察に追われているいしだ壱成が、高校の屋上に登り、こんなことを絶叫しながら主張する場面がある。「人生の、人生の価値を測るメジャーなんて、どこにも、どこにもない!」。ではそもそも、人生の価値って何だろう。誰がどうすれば、それを測ることができるのだろう。

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