7月 31

 「アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌」(@東京国立近代美術館)をみてきた。人があまりに多くて、ベルトコンベアーのごとき鑑賞行為を強いられたのだけれども、万感胸に迫るものがあったので、ひさびさに力んだことばで振り返ってみよう。自分も写真をとるので、本当におもしろかった。彼の写真をひとことでいえば、人・ものを配置して生み出す、かたちと意味のリズム(動線)が巧みすぎるんだ。なお、このエントリの最後に、ブレッソンのぞくっとするようなフレーズを並べておきました。

 ブレッソンは、カメラを持っていることをなるべく被写体に気づかれないように努力した。カメラは黒塗りされ布で覆い隠されたし、フラッシュも決して使わなかった。つまり、被写体に対して、みずからの存在を消そうとした。そもそも彼は、ロバート・キャパも所属した「マグナム・フォト」という写真家集団の一員であり、ルポタージュ(ジャーナリズム)的な世界の切り取りを行ってきた。世界に手を加えず写真を撮るのに、なぜこれほどまでに美術的な写真ができあがるのか。その疑問が、自分のブレッソンに対する興味を掻き立ててきた。

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7月 30

 ブレッソン展のレポを書こうと思ったのですが、時間がないので今夜に。NYが続けて暴落したので、連れ下げした香港とインドとロシアに一定数の買いを入れました(連れ下げはねらい目)。輸出企業はトヨタを空売りしていたのですが、今朝の寄り付きで買い戻して利益確定。なお、日本株の買いポジションは、決算良好+典型的な輸入企業(円高で利益up)ということで、ニトリ(9843)のみを保有中。NYの大きな下げをチャラにする場所まで戻ってきました(トヨタと比較してみてください)。円安傾向にならないかぎり、面白いかとは思います。為替次第ですが、明日の寄り付きでギャップアップするようだと、最高値(6740円)、年初来高値(6440円)を伺う展開になるかもしれません。まぁ、予想は得てして当たらないものなので、許容値を超えれば損切るだけですが。では。

 (追記)強調部は引用者ですが、この「PEファンドの活躍→M&A期待による大相場終了気味」という視点は決定的に大事で、これを見誤ると、どえらいことになると思うのですが。

ニューヨーク市場が下げているので何が変わって、何がいままで通りなのかを整理しておきます。先ずプライベート・エクイティーのお祭り騒ぎ、、、これは完全に終わった。(中略)これが意味するところは?、、、M&A期待、ヴァリュー狙いの投資戦略はこれからは駄目でしょう。

世界のマーケットで言えば日本株が一番、プライベート・エクイティーのストーリーにおんぶにだっこしている、、、、。三角合併とかね。だから日本は(少なくともガイジンの目から見れば)敬遠されると思う。アメリカの経済は消費に対する依存度がムチャクチャ高いです。米国の経済の66%は消費セクターです。いまのところ雇用は安定しているから消費者のコンフィデンスはボロボロにはなっていないけど、、、、住宅のところが凹んでいるから余り多くは期待できない。消費セクターは過去10年間のアメリカのGDP成長の91%を創出してきました。だから消費が駄目になるということはグロース(経済成長)がアメリカから霧散してしまうことを意味します。すると投資家は何処に成長を求めるのでしょうか?。僕はBRICs以外にはそれは存在しないと思います。(参照

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7月 28

sinking

 高いところから、地上を見下ろしている人間の姿が好きだ。たとえば夜景を見下ろす人はよくこう言う、「幹線道路を車のヘッドライトが流れているけど、まるで人間の大動脈を血液が駆けめぐっているみたいだね」と。地上から見る街並みは具体的だ。でも、高所から見下ろす街並みは抽象的だ。展望室から都市を見下ろす人の後ろ姿には、なにか、その人の都市に対する憧れや倦怠やいろんなものが滲み出ているような気がする。見下ろされる街並みは、見下ろす人間の映し鏡なのだ。

R0014255

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7月 28

R0014839yi

 昨日、今日の二日間。それなりに盛り上がっていてオススメ。麻布十番納涼祭りほどの熱気はないものの。ガーデンプレイスの、東京都写真美術館にてひらかれている、世界報道写真展2007のついでにいかが?この写真展はマストですよ。

 追記:今日は隅田川の花火大会だったみたいですね。ちなみに東京で一番感動できる花火大会は、おそらく江戸川区花火大会。ここのはとにかくスケールがでかい。でも個人的に一番好きなのは、神奈川新聞花火大会@みなとみらい。8月1日。これは何が良いって、臨港パークの芝生にごろーんと寝そべって、優雅なひとときを過ごせるのが最高。数人なら14時くらいでも良い場所に席取りできるし、その後は海風をあびながら、空を見上げながら日焼けでもしていればおk!

Secret photographer#1

paternity#3

takoyaki#1

Over there!

curve

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7月 27

 はい、おととい書いたとおり(もう記事は消してしまいましたが)、アメリカ市場が大暴落、日経平均シカゴ先物市場(CME)も現在17270円と、予想どおり阿鼻叫喚がやってまいりました(昨日は17800円弱)。為替も、昨日の1ドル120円強から2円も動いて118円強の円高に。ドル安基調はファンダにもとづくもので、持続性があると認識しています。アメリカのサブプライム問題は、一過性のものではなく、持続的に今後のアメリカ経済を蝕みます。景気悪化によるアメリカの利下げ→流動性があふれる→だがあふれた流動性は米国市場ではなくBRICsの市場に流れる、というシナリオを堅持。日本株の輸出企業をかなり空売りしているので、個人的には大きな下げを期待したいところですが、朝が寄り底で、午後は1/3程度持ち直すような気もしますが。これで香港市場も下げたら千載一遇の買い増しチャンスだと考えます。(香港株は買いで、日本株の輸出企業1)円高で利益減るは空売りしてリスクヘッジをしています)

世界の株価指数

References   [ + ]

1. 円高で利益減る
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7月 27

 “死体なき国の死体写真家” — 釣崎清隆インタビューが面白かった。死生観という意味でも、旅という意味でも、写真=アートという意味でも。impressingだったところをメモメモ。自分も旅をしているときは路上に転がる死体をいくつも見てきたし、事件現場=飛び散った死体の経験もありますが、まぁ、いろいろと。

 死体はアートの存在価値を問う。もっともラディカルに問う。たとえば、死亡した人間の胎児と鳥の死骸を合体させた作品をみたとき、あなたは何を想うか?「それはやりすぎだろ」と思うか?アートは、つねに暴力的だ。日常、誰もが慣れ親しんでいる心地よい価値観を揺さぶるがゆえに、暴力的だ。死体の露呈は、たとえばモラル(道徳)のような、普段の心地よい価値観を、先鋭的に動揺させる。「おしゃれで素敵なアート」ではなく、「生を切り裂くアート」の気迫と狂気がここにはある。あなたの子供が交通事故で轢かれたそのとき、アーティストがカメラのシャッターを暴力的に切っていたら、あなたは何を思うか?あなたはアートにどの程度の覚悟を決めて向き合っているのか?アートという存在価値は、どこまで拡張することが許されるのか?

 以下、強調部は引用者。

*「死体を撮るっていう意味では、戦場は効率がそんなに良くないんだよ。」

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